溶射技術は北九州・名古屋・大分・姫路の富士岐工産の溶射技術解説:プラズマ溶射

解説・用語集

特性


溶射皮膜は緻密で粒子間結合、付着力が強い。溶射肌は滑らかで酸化物や不純物の混入も少ない。
またノズル近傍は高温でありますが、輻射によって急速に熱は発散し、被溶射体は低温(200℃以下)に保たれます。


プラズマ溶射装置

プラズマ溶射装置 METCO PLASMA FLAME SPRAY SYSTEM COMPLETE INSTALLATION


溶射材料


金属、合金、セラミックス、炭化物、サーメット等

組 成 主 な 特 性 融点℃ 熱膨張率
(×10-6/℃)
硬 さ
Ni-20%Cr 耐熱、高温耐食用 ≒1400 4.3 Rc 30
W99.5%以上 不活性あるいは還元雰囲気中で耐高温 3380 4.5 Rc 20
Ta99.5%以上 高温用、鋼に自己結合 ≒3000 6.5 Rc 40
Mo99.5%以上 耐摩耗、溶融cu、鋼にも強くアークアブレ-ジョンにも強い ≒2630 5.0(20~100℃) Rc 50
WC-12% Co 耐摩耗用(500℃以下) 1492
(軟化点1260以上)
6.0(20~400℃) Rc 55~60
17% Co-WC 耐摩耗用 1492
(軟化点1260以上)
6.0(20~400℃) Rc 55~60
Cr3C2-25%NiCr 高温(540~800℃)における耐摩耗用 1890
(軟化点1400以上)
6.0(150~800℃) Rc 55
Al2O3-2.5% TiO2 耐熱、耐摩耗、溶融Zn、Al、Coに強い ≒2010 ━━ Rc 55
Al2O3 耐熱、耐摩耗、断熱、絶縁 ≒2035 7.4(20~1480℃) Rc 60
Cr2O3 540℃までの耐摩耗 2435 8.0(20~1480℃) Rc 65
Y2O3 耐スポーリング性、反応防止 2400 9.0(20~1000℃) Rc 30
Cr2O3-5%SiO-3%TiO2 540℃までの耐摩耗 Cr2O3より若干低い 8.0(20~1100℃) Rc 70
ZrO2-8%Y2O3 断熱845℃以上でのエロージョン 2535 9.7(20~1300℃) Rc 55
ZrO2-20% Y2O3 断熱845℃以上でのエロージョン 2480 9.0(20~1000℃) Rc 54
ZrO2-25% MgO 耐高温アブレ-ジョン、溶融金属に濡れにくい 2140 8.7(20~1000℃) Rc 52
Ni-WC系-自溶合金 耐摩耗用 軟化点1040以上 ━━ Rc 65
(フューズ後)
5%mo-5.5%Al-残Ni 鋼に自己結合 軟化点1650以上 ━━ Rb 80
Ni-5%Al 鋼に自己結合 ≒1430 15 Rb 50
NiCoCrAlY 982℃までの耐熱、耐食 ≒1400 ━━ Rc 30

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